青空の下で、こっちに向かって笑顔で手を振っている彼女。
俺も彼女に向かって、手を振る。
地上には、色とりどりの花畑。
ここは俺と彼女の二人だけの夢の世界だ。
現実では、彼女は事故で亡くなった。
現実を受け入れられない俺は、夢の世界へ彼女に会うために、永遠に夢を見ることが出来る装置を開発したのだ。
俺は死ぬまで、夢の世界にいるつもりだ。
彼女がいない現実は、俺の居場所じゃない。
彼女がいるこの夢をずっと見ていたっていいじゃないか……。
俺は彼女の元へ駆け寄り、力いっぱい抱き締めた。
1/13/2026, 10:06:46 PM