水無月はじめ

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『物憂げな空』

木枯らしには至らない風の中
日の沈む
遠くの山だけが燃えている

寂しさの中に痛みを感じ
痛みの中に愉悦を見つける

このまま星を観て
月が上がりきるまで待ってみようか

冷え冷えとした夜の帳が下りていく

流れ星でも落ちてこないか
かじかんだ手先を誤魔化せるだろう

やや後悔してきたが
南中していく満月を見る頃には

寂しさも
痛みも
その中の愉悦も

綺麗に眼から流れていった

2/25/2026, 10:07:55 AM