次に目が覚めるまでに、この世界が終わってしまっていたら。
そんなことを考える。
もしくは、すべてのことが、私が眠っている間に見ていた夢だったら。
家族も友達も、自分自身でさえもが夢の中の登場人物で、目を覚ましたらそこは、誰一人いない荒野だったりして。
荒野に、見慣れない虫が一匹いるだけ。
いつも通りに目を覚ませたことに感謝しなきゃ。
家族がいる。部屋もある。美味しいご飯が食べられる。
これが当たり前なのに、当たり前じゃないかもしれない。
荒野を彷徨う一匹の虫なのかもしれない。
目覚めるべき世界が消え去っているかもしれない。
もっとリアルに言えば、体に巣食う悪いものが顔を出すかも。
今日も元気に一日働いた。
それがどれだけ幸せなことか。
家に帰ってゆっくり休める。
これがどれだけ至福な状況か。
夕飯食べて、お風呂に入って、明日に備えて眠る。
そして、目が覚めるまでに、世界が終わらないことを祈る。
孤独な虫になっていないことを祈る。
アメリカの株価が、これ以上暴落しないことを…祈る。
8/3/2024, 3:12:09 PM