一尾(いっぽ)in 仮住まい

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→ラノベ読みたいんだけどな。

遠くの空へポンと体を投げ出してこの世からオサラバし、異世界に行けたりしないもんかと、淡い期待を抱いていたのは、どうしようもない毎日が積み重なる学生時代だった。

月日が過ぎ、私は社会を構成する一人になった。相変わらず現実は複雑怪奇で、右往左往している間に世間から取り残される。

ライトノベルの異世界転生モノを鼻で笑い、読まなくなったのは、夢を見る気力も失せたからだろう。

遠くの空に一歩を踏み出す憧れを抱かなくなった今を、オトナになったと評価するには、あまりにも楽天的すぎるような気がする。


テーマ; 遠くの空へ

4/12/2026, 2:23:53 PM