鴨居

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恨めしいと言わんばかりに、先程飲みきったコーヒーカップの縁をなぞる。
嬉しそうに話す貴女の耳で光り躍る、何処の馬の骨が贈ったかもわからない飾りが目障りで。
思わず睨み付けてしまうこの視線に、どうか貴女が気付きませんようにと願うばかりである。

2/7/2025, 10:45:45 AM