今日のお題は〝海の底〟だという。
海が好きだ。
特に泳げもしないし遊びたいわけじゃない。
水の音、そこに生きる生命が好きなだけだ。
深く深く
太陽の光さえも届かぬ場所で生きてるいる者たちは
とても尊い。
私は地上で立って歩ける足を思うように動かせず
陸で溺れているというのに。
懸命に命を繋げて後世に残そうとするものが価値ないわけなかろう。
ゆっくりゆっくり沈み
その命が尽きても
他の生命体の糧になり海に還る
そういう風に
この命が尽きたときに他の子らの糧になりたかった。
けれど、そう上手くいく子らは立派に生きている子らなのだろう。
歴史にも人の記憶にも残らぬ私など
この世に存在してる者の中で1番価値のない生き物ではなかろうか。
ふとたまに鬱がひどかった頃に精神が戻る。
私は立って歩ける足を持ち、前を向いて歩けているのに、
もう足ばかりを見て太陽の光を嫌って外に出れない事などないのに
鬱というわだかまりは時折私を無価値な生き物というレッテルを貼ろうとする。
海の深い深いところでは1秒も無駄にせず懸命に生きているもの達がいるというのに。
1/20/2024, 3:33:00 PM