ススキが揺れる。
澄み切った青にたなびく君は、ススキ。
生まれた時からそこにあったけど、
いつだって僕や街のそばにいてくれた
君がサンタクロースのように特別に目の前に現れてくれる、秋と言えば君、である存在のように
子どもの頃は思っていたんだよね。
だけど、いつしか時が経つにつれ、
僕が世界を見る目はただただ純粋でいることができなくなって、
いろんな目で世界を見るようになったとき、
君と目が合うようになっても、同じ感覚を持たなくなった。
子どもの頃の感覚が、僕の胸に今もまだあるのか、
いやもう僕はこの世界を通り過ぎることしかできなくなったのか、 わからない。
あの頃みたいに君を見て、ただただ喜べたらいいなぁ
そんなふうに思う
11/11/2022, 8:49:17 AM