雷 斗

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終わりにしよう 。


「え … ?」

久しぶりのデート 、何事かと思えば 、急にそんなことを言われた

「なん、で 、?な、何が悪かった?何がダメだった?言ってくれたらなんでも直すよ …!!」

違う 、君は完璧な人だった 、俺に尽くしてくれた 、嬉しかった

「じゃあ、…なんで、?」

…他に好きな人が出来たんだ 。すまない 、別れてくれ 。

「っ…」
「もういい!!わかった!!別れる!!じゃあね!!」

… ごめん 。

その謝罪は彼女に届くことなく儚く消えていった …




と 、話したのは 、彼が亡くなる 、2日前 。

あの時 、もっと聞いてればよかった 、後悔ばかり

彼の遺書には 、こう書かれていた 。

『 ごめんね 、こんな別れ方しかできなくて …
君の笑った顔も 、君の声も 、いつも遅くまで待っててくれるところも 、掃除が少し苦手なところも 、全部全部大好きでした 。』

「… そう、言うなら、もっと 、頼ってよぉ …( 泣 」


「あぁ、 私も彼の所に逝きたい 、 あぁ 、終わりにしたい 。」



7/15/2023, 12:25:47 PM