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学校からの帰り道。花に羽が透明な蝶が乗っていることに
気付いた。
「わぁ」
思わず声を出してしまう。それぐらい綺麗だったんだ。ふと、貴方を思い出す。誰よりも透き通ってて美しい。
貴方の心は、透明で透き通っている。でも、透明だけど貴方だけの色があると思う。誰とも被らない貴方だけの色。
貴方の心の色が蝶の羽の色のように見える。
私はそんな、彼の心に惹かれたのかもしれない。
ん?あぁ「なんで彼の心の色が分かるの」だって?それは彼が
"自由"な心の持ち主だから。いつも、誰にも縛られないという貴方の欲は"透明"だと私は思う。自由だからこそ、どんな色にでも染められる。その蝶も、彼も似たもの同士。思わず、口が緩んでしまう。
「ねぇねぇ、蝶々さん。彼の心ってすごいの!まるで、蝶々
さんの羽みたいに。その綺麗さに私は惚れちゃったんだ。」
返事なんて貰えないのに、私は蝶に喋りかけた。きっと、
どんな人にも貴方を自慢したいんだと思う。
「蝶々さん。彼の所まで飛んでってよ。」
冗談で言ってみた。すると、蝶は私の言った通りに飛んで
いった。まさかね、と期待はしていない。けど、少しぐらいは願っておこう。もしかしたらね、と。

「ん?」
僕の肩に、一匹の蝶が乗った。
その喋はまるで、彼女みたいだった___




テーマ 透明な羽根

11/8/2025, 10:32:42 AM