私は南国育ちなので
今でこそ、雪の日なんて本当に
珍しいわけで…
けれど、幼い頃は今よりずっと寒くて
その上、家は山間部の田舎だったから
冬になると、ず〜っと雪が降り続けた
朝起きて縁側に向かうと、軒下まで
雪が積もって、ヤンチャな私は寝間着の
まま雪にダイブし、母親にこっぴどく
叱られた記憶がある
南国ながら、山の生活は北国と変わらなかった…かも知れない。
父が木でソリを作ってくれて、兄と一緒によく山肌を滑って遊んだりもした…
だから、幼い頃は「雪を待つ」と言う
気持ちはきっとあったと思う
ただ、いつも凍えた手は霜焼けが出来て
赤く腫れ、血が滲んで痒みと痛みで
長い冬は、その事だけは辛い思い出だ
今は、滅多と雪など降らないから
一冬に1〜2回降る雪が5センチ程
積もれば、皆パニックになって
身動きが取れなくなる…
振り返れば、5歳くらいの私の方が
今よりよほどたくましく、力強く生きて
いたと思える…
12/15/2024, 11:17:38 AM