君は今(オリジナル)
君は今、どうしているだろうか。
10年前、大学の時に付き合った彼女の事を想う。
高校の頃から男女の枠を超えて仲良しだった。
感性と趣味が似ていて、同じものに同じタイミングで盛り上がり、意気投合した。
家族のように、多くを語らずともわかりあえた。
男女間の友情は成立するかと周りに聞かれた時、当たり前に彼女が浮かんで、胸を張って成立すると答えていた。
大学が別になり、あまり会えなくなって、関係を繋ぎ止めるためになんとなく彼氏彼女になった。
けれど、始めてしまえば終わりがある。
今度はお互いに自分とは真逆の人間に惹かれて、納得の上、別れる事になった。
そして、なんとなく疎遠となり、今に至る。
友達でいられたら、一生一緒にいられただろうか。
否。恋人や伴侶ができたら、友達とはいえ異性とふたりで会うのは難しくなるだろうから、やはり仕方のないことだろう。
それでも、楽しい時間を過ごしたかけがえのない友であることには違いなく、彼女と見たのに似た真っ赤な夕焼けを目にした時や、ふたりがお気に入りだった映画がテレビでやっている時などに、ふと思い出す。
君は今、元気だろうか。
この夕日を(映画を)見ているだろうか。
僕のことを同じように思い出しているだろうか。
そして、必ず神に祈る。
彼女がどうか健やかで幸せでありますように。
2/26/2026, 11:24:05 AM