未知亜

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そんなに悪いことを私はしたのだろうか?
あの時あなたは何度も繰り返してた。
『私の事、やっとわかってくれたね』と。
あなたをわかるなんてこと、
果たしてできるんだろうか。
そう思いながら私は曖昧に頷いていた。
あなたのそばにいたかったから。
でも結局は『何もわかってない』と言われてそれきり。

嗚呼。
いったい何と言えば、
あの時のあなたに正解だったのか。
私があなたを的確に、
あの時『わかる』べきだったのか。
考えても考えても独り
答えは永遠にあなたのなかにある。
嗚呼……。


『嗚呼』

3/9/2025, 4:37:45 PM