白眼野 りゅー

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 どんな朝も平等に日は上る。夜の闇を振り払うため。

 どんな朝にも平等に日は上る。草木の成長を促すため。

 どんな朝にも平等に日は上る。雨に濡れた大地を乾かすため。

 どんな朝にも平等に日は上る。君が好きだと言った花を見つけやすくするため。

 どんな朝にも平等に日は上る。小鳥の鳴き声を世界に響かせるため。

 どんな朝にも平等に日は上る。涙の跡を乾かすため。

 どんな朝にも平等に日は上る。長く伸びる影が、昨日と違って一人分しかないことを浮き彫りにすふため。

5/22/2025, 9:57:43 AM