てふてふ蝶々

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塵も積もれば山となる。
良くも悪くも使われる便利な諺。

愛を信じて結婚したら、愛情のゲージは塵が積もって大幅な目減りをする。
結婚は生活に直結するから、愛だけでは食べていけない。
思ってたんと違う。ってのはお互い様だろう。
惰性で続ける婚姻関係か、独身にかえるか。
 
お金を信じて結婚したら、結婚相手にお金がなくなったら魅力は地の底に落ちる。

自分と似た人と結婚したら、同族嫌悪の時がくる。

正反対な人と結婚したら、異星人との同居になる。

結局、どんな人と結婚するのが正解?

人それぞれだろうけれど。

極端に、
世界一のお金持と結婚したなら、愛情は無くても尊敬が生まれるだろう。

明日、死んでしまうなら、愛をとるだろう。

したらば、相性というなんとも曖昧な物で測らなければならない。

相性とは?
笑いのツボや、価値観なんて年齢と共に変わる。
相手も自分も変わっていく。

歳をとって、仲良し夫婦に見えても、夫婦の間には数えきれない我慢と擦り合わせがあるはずで、

結局は、
この人がそういうなら仕方ない。
その程度の、許容。
この人のためならちょっと我慢してやってもいいか。
って程度の、見栄。

多分、他所様からみたら『つまらないこと』の積み重ねで夫婦って作られていく。

でも、この『つまらないこと』の積み重ねができないと、夫婦としての縁すらなくなる。

しかも厄介な事に、結婚して色んな嫌な思いをして、自分で選択していかなければならないからこそ、結婚とはやってみなきゃわからないギャンブル。
自分にとって、つまらない事でも相手にとっては重要だったり。逆もまた然り。

『つまらないこと』を拾い集めてお互いに納得して夫婦でいられる。

だから、離婚理由は、不一致の一言で片付いちゃう。

つまらないことでも、真摯に向き合ってくれる相手を選ぶのは、宝くじ当てるより難しいかも。

8/4/2023, 12:55:44 PM