はじめて会った日のことを思い出しています。先に聴いた声の印象がそのままで僕はうれしく恥ずかしくなりました。今あなたの声がとても聴きたいのは聴けないことをわかっているからで、ないのものを欲しくなるのは僕が苦しくなりたいからなのでしょう。夏を前にするといつもあなたの苦しさを分けてほしくなります。離れ際にやわらかく触れてくれた僕の右腕は誰にも触れられていないままでいます。
6/28/2024, 2:45:47 PM