【虹のはじまりを探して】すべてを手放した朝心はまだ静かに震えていた。余分なものを脱ぎ捨ててただ、ひとつの光を求めて歩き出す。過去も未来も背負わずにいま、この瞬間に耳を澄ませると遠い星から届く囁きが新たな扉をそっと開いてくれた。それは贅沢でも奇跡でもない。ただ、ほんとうの自分へ還る旅の始まり。虹の始まりはいつも足元にあると気づいた時空に色が差し始めた。
7/29/2025, 5:01:32 AM