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それは深夜、誰もいない暗がりの中でただ一人佇む君を見た。

天使と見紛う風貌に僕の心は一瞬にして奪われた。あまりの美しさにさに魅了され僕はしばらく動くことさえ出来なかったんだ。
それに見て君は優しく微笑んでこう言ったよね。「会いたかった。」始めて会ったはずなのに、その声には聞き覚えがあった。何故だろうか、懐かしささえ感じてしまったよ。

「もう行かないと。」そう言うと僕の手を握って何かを渡してきた。小さい何かだった。
よく確認しようと手を開いた瞬間、目の前が暗転して気が付いたらベッドの上だった。

夢なのかも、そう思ったけど僕の手の中には確かにそれがあったんだ。それを見て思ったよ。
     
      ああ‘‘君だった‘‘んだって。

10/29/2024, 7:21:47 AM