いつかのきみに愛を込めて肩が触れ合うくらい近くにいても、心がいくら通じ合っていても、奥の方に秘めた想いだけは伝わらない、伝えない。もしも僕が僕じゃなかったら、きみと出会えなかっただろうけど。僕が僕だったからきみとは結ばれないんだね。笑いかけるその顔も、甘えたようなその声もずっとずっと僕のものだったのに。いつか知らないものなる。あの日交わした、欲を滲ませた約束は言葉にできない、永遠の誓い。先に破ったのは僕だった。【お題】距離
12/1/2023, 2:29:49 PM