少しの間でも、人間だった。たしかに、アソコの人たちは自分を人間として扱ってくれたから…人間だった。
だから、こいつはコロさない。俺の角で突き刺しはしない。突き刺すふりだけをする…それで、俺はコロされる。こいつに…
~忘れられなかった。あの日々が。
アイツらは…忘れるだろうか?
もし…アイツらが、アイツらさえ覚えていてくれるなら…
俺はここで終わるけど、アイツらの記憶の中にはのこるということか?俺の一部の、何かが…
…いつまでも。
フム、よかろう。俺はどうやら笑っている。
では、いくとしよう。人間でないものとして。
5/10/2024, 1:26:54 AM