ありがとう、ごめんね
そう呟いた。
もう彼には伝わらない、伝えられない。
伝えたくもない、、。
分かってる。
でも、、何故だろう
口から零れたのはもう関わることの無いだろう
彼への感謝だった。
散々殴られて、蹴られて、、働かされて、
私はお前の奴隷じゃない!!
今頃新しい女の血を吸って生きているのだろう。
嫌いだった。大嫌いだ。
でも、、、捨てられても蘇るのは
色の付いた輝かしい日々ばかり。
あんな彼で無くなってしまったのは知ってる。
散々みてきた。感じてきた。
なぜ今になってこんな事を、。
零れたのは涙だけじゃなかった。
人生の1ページを飾ってくれた
忌々しい『元』彼への想いだった
ありがとう、ごめんね。
あなたの思う私になれなくて。
12/8/2024, 11:27:06 AM