明日に向かって歩く、でも辿り着くことはない。
何故なら、到着したと思ったらそこは、今日だから。
その時すでに、明日は夜の向こうへと遠ざかっている。
永遠に辿り着けることはなく、明日なんて幻のようなもの。
人は今日を生きることしか出来ない。
それでも人は、明日に向かって歩き続ける。
立ち止まることは出来ない。昨日に戻ることも。
明日がどんな日であろうとも、どんな今日に姿を変えようとも、立ち向かわなければならないんだ。
それが、生きるということ。
迎えられる明日があることに感謝しよう。
それが素晴らしい今日となり、記憶に残る昨日へと流れてゆく。
その一瞬一瞬を大切にすれば、きっとそれは実りある人生となる。
頭を搔きむしるような憤りも、心を抉られるような悲しみも、人生のほんの一部でしかない。
明日に向かって歩く、でも時に歩みを緩めて、振り返って。
がむしゃらに生きるだけじゃ得られないものがある。
立ち止まって、周りを見渡せば、そこに広がっている自分の生きてきた軌跡。
どんなに単調でも、波乱に満ちていても、それはかけがえのない自分だけの宝物。
だから、明日に向かって歩き続けよう。
ゴールはあっても、それを目指して進むのではなく、その道のりを楽しみながら、時に立ち止まって、いくつもの感情を味わって、出会った人達を大切にして。
それが、生きるということ。
うまくやれてるかどうかなんてどうでもいい。
自分だけの人生を生きていること、それがすべてなんだと思う。
1/20/2025, 9:57:47 PM