さぼてん

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初めてのデートのとき、あなたに、どんな道端でもふと顔を上げれば目につく、あの花の花言葉を教えた。
たとえこの先別れがあっても、その花を目に入れる度に私のことを簡単に何度でも、気軽に思い出してもらえるように。

初めてのデートのとき、あなたに、帰り道の暗がりでしゃがんで探してようやく見つけ出せる、あの花の花言葉を教えた。
たとえこの先別れがあっても、私を思い出すことが、その花を見つけ出すのとおなじくらい難しく珍しく、そして鮮烈な思い出になるように。

今、誰のことを考えていますか。

6/3/2024, 1:39:25 PM