白刎

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2024年5月10日

大好きだった彼女を失ってもう2回目の晩春 気付けばもう三回忌だ
五月病を言い訳に泣く夜が増えるこの季節

僕は初めて彼女が飛び降りたパーキングに向かった
そこには彼女達の煙草と花束が置かれていた
彼女に会うから1番可愛い僕で行ったのにそんなのは直ぐ崩れてしまった

後悔や正直な気持ちを全て君に打ち明けた

゙一緒に幸せになろうって約束した君を僕は救えなかった
それなのに今後幸せと思う瞬間を僕だけが味わってしまう事
罪悪感が大き過ぎて死にたくなるよ゙

゙だけどねそれでも僕は今世への未練が捨てきれないんだよ
絶対に一緒の場所に逝くから、約束するから
先輩に褒めて貰えるぐらい大人になって迎えに行くから
だからもう少しだけ頑張ってみても良い?゙

泣きながらこんな事を空間へ話す僕は第三者からすれば
きっと、頭のおかしな人間だったと思う

でもその瞬間、神様が、君が舞い降りて言ってくれたんだよ

「幸せになって良いんだよ、ちゃんと待ってるから泣かないで」

僕がそう言って欲しいと願った妄想でしか無いかもしれない

それでも君が言ってくれたと信じて僕はあの日から
もう少し頑張ろうを毎日更新しているよ

神様がもしこの世に居なくてもきっと僕は
君さえ居てくれれば幸せなんだと確信した日だった


__神様が舞い降りてきて、こう言った。



2024年7月28日

7/27/2024, 3:58:55 PM