#君が隠した鍵
#132
―僕―
ある日君は言った
「鍵を隠したよ!!探してみて!!」
僕はその話を聞いて探した
だがなぜか彼女も探しているみたいに見えた
―私―
ある日私は言った
「鍵を隠したよ!!探してみて!!」
君はその話を聞いて探した
そして私も鍵を探し始めた
―僕―
別に鍵は見つからなくて良いんだけど
だって鍵を使えば僕のあるものが見られるから
―私―
なんだか君が諦めそうになってるように見える
そりゃそうか鍵を隠したんじゃくてなくしたんだから見つからないかー
―僕―
やっぱり言うべきか
あの中で虫を飼っていることを
君は虫が嫌いなのかな?
―私―
やっぱり言うべきかな?
鍵をなくしたことを
君は怒るかな?
―僕―
やっぱり言うべきだな!!
―私―
やっぱり言うべきだよね!!
―二人―
「あの!!」
―僕―
「ふぇ?」
―私―
「え?」
―僕―
「じ、実は虫飼ってるんだ!!」
―私―
「え?なんで飼ってんの💢」
―僕―
「うん。ごめん。それと何?」
―私―
「あ、そういれば...あの...鍵..なくしたんだ」
―僕―
「は?他人の物を無くした?💢」
こうして二人は別れた
どっちが先に別れようといったのだろう
まぁそんなことは関係ないか
11/24/2025, 11:27:57 AM