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むせかえるような暑さの夜。
星が煌めく、美しい夜。

君は、突然現れた。

空から舞い降りてきた君は、

まるで まるで テンシのようだった。


灰色のビル。
騒々しいほど煌びやかな光達に照らされて

君は屋上から舞い降りる。


僕は君にもう声をかけることはできないけど

僕は君にもう笑いかけることはできないけど

それでも それでも。

僕はもう泣かないよ。

だって

僕は君にまだ、好きだと伝えてないから。

  
今、行くよ。

3/18/2023, 10:32:31 AM