恋(れん)

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「梅雨」

私は雨が嫌い。二年前のことを思い出してしまうから。

~高校1年の夏~
私はクラスの皆といち早く仲良くしたかったから、自分から話しかけていた。その日も少し仲良くなったクラスメイトの女子に「今日遊ばない?」と聞いていた。だが、
「え?なんであなたと遊ばなきゃいけないの?私あんたのこときらいなんだよね~(笑)」
私は仲良くなったと思っていたがその子的には仲良くなかったらしく、クラスの女子の皆に嫌われていたらしい。その理由は「調子乗ってるから」だった。
それを聞いた次の日から私は不登校になった。
その日は、雨が降っていた。
~不登校~
今日も雨だ…
私はあの日から学校には行っていない。だけど、何気に学校に行かない生活も楽しい。
ある意味不登校もいいのかもしれない。

~四年後~
私は有名な歌手になった。今は幸せだ。私だけを見てくれる彼氏がいて、私を親友だと言ってくれる子が居る。
あの雨の日の悲しかった思い出は、もう忘れた。今幸せならそれでいい。
    
                  ~おわり~

6/1/2023, 9:52:40 PM