孤月

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ブゥーン、ガガッ、、
車の止まる音。心なしかいつもと違う音に聞こえる。今日は毎年恒例の「お客様」が来る日だ。俺は作曲していた手を止め窓から身を乗り出した。今年のお客様は、、女が放っておかなそうな顔立ちをしてる。色白で冷酷そうなブルーの瞳が魅力的だ。じっくり鑑賞しているとふい、とその綺麗な男は上を向き俺の視線を捉えた。すぐに目を逸らしたが落ち着かなくなってしまった。ただ今まで出会った誰よりも、ずっと一緒にいるであろう予感がした。一瞬目があっただけでこんなに心を乱されそうになる男とこれからひと夏壁を隔てて過ごすなんて、、これからどうなるのだろうか。今年の夏は熱くなりそう。

4/9/2024, 10:11:37 AM