私は彼女のことを永遠に忘れることは無いだろう。
彼女という存在は私の中で限りなく大きな存在になっているがゆえに。
世界中の誰もが彼女のことを忘れてしまったとしても、私だけは永遠に彼女のことを想い続ける。それが遺された私にできることなのだから。
新たな恋なんてできないだろう。彼女のことを愛してるがゆえに。
新たな恋のチャンスなんて、もう訪れはしない。彼女への愛を手放さない限り。
忘れられることなく想い続けた先に、私は朽ち果てていくのだろう。
私はそれでも構わないのだ。そうする覚悟はずっと遠い昔から決めている。
だからこそ、私は彼女のことを想い続けていくのだ。
誰かに強いられたわけでもなく。これは私自身が決めたことであるゆえにーー。
ーーそうして。彼が彼女へ抱いていた恋慕はいつしか、愛の詩へと昇華されていった。
悠久の時を経た今でも、彼女に対する彼の想いは様々な詩人たちが詩にして語り継がれているーー。
11/1/2024, 10:42:50 AM