足かせもなく空高く飛んでいるあの鳥を、人は自由と言うのだろう。 しかしあの鳥も、翼と引き換えに、大地を踏みしめる前足であったり、道具を使う指を失ったのだ。 空には遮るものはないが、それはつまり、とまり木がなければ、翼を休めることもできない。 見渡す限り広い空に、ひとりぼっち。 それこそ究極の自由だというのだろうか。『鳥のように』
8/22/2024, 9:37:24 AM