黒山 治郎

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星が、ずっと羨ましかった。

自分に付けられた名前も知らずに
暗い空の中を気ままに漂って
それだけなのに人の目は惹き付けて
届きもしないそれ等の物語が
心底、羨ましくて
私の知らない世界に
羨望は消せずに星空を見る度に
下から睨め上げるしか術は無くて
今でも時折、星空を見上げると
良いなぁと声を上げてしまうんだ。

ー 星空 ー

7/6/2024, 7:55:29 AM