NoName

Open App

寂しさって聞いて思い浮かんだのは、綿矢りさの蹴りたい背中
さびしさは鳴る、から始まるからって言うだけだけど

寂しさってなにかな、毎日寂しいを感じて、死にたくなった時、私はインターネットの出会い系サイトで知らないおっさんと喋ったりして、求められてる気になってた
だけどそんなんじゃ寂しさ埋まらなかったな、クラスのみんなよりこの人の方がわかってくれる、なんてただの勘違いだったし
それはわかってるんじゃなくて、わかったフリしてただけ

みんな言わないだけでそれぞれきっと寂しいのを埋めるために
なにか秘密を持っているのだと思う

私はいま女子高生なのだけど、周りのクラスメイトもきっと寂しいを隠してて同じように知らない誰かに求められることでそれをどうにかしてるのかもしれないし
身近な誰かに愛されることでどうにかしてるって子もいるかも

どうにもならなくなった寂しさはどこに行くんだろう、それを抱えた私たちはどうなっちゃうんだろう
そういうどうにもならない寂しいが世界を動かしてる気もしてくる、世界なんて規模が大きすぎるかな

自分にしかわからない寂しい、は自分にしかどうにかできないのかもしれないね
寂しいを持ち寄って、みんなで慰めあってもきっとそれは消えないし、寂しいと一緒に生きてくしかないのかな

(寂しさ)

12/19/2022, 5:17:43 PM