生きる。たとえこの生き方が間違いだったとしても。何を知ることも、見ることもなく、ただ生きもせず死ぬことは、己が許さない。地を這い泥を啜り血を吐いても、それでも死が己を救うことはない。己が己を赦さぬ限り。己を赦せぬ悲劇に浸り続ける限り。いつの日か己を、この己をも赦せたら、その時こそ真に死ぬことができる。胸を張っての凱旋となろう。
4/22/2024, 2:44:03 PM