仕事終わりクタクタになった私の手には
コンビニで買ったビール2本を持って
自宅に向かっていた、はずだった。
目の前には神々しい服を着た人
彼は自分を「神様」と名乗った。
その神様が舞い降りてきて、こう言った。
「猫しらないか?」
猫?もっと違うこと言われるかと思って拍子抜けした。
どんな特徴?首輪はしてるの?ポスター作ったら?
こんなことを神様に言ったら良くないかもだけど
疲れた体には猫を探す気力なんてなかった。
明日、明日探すから今日は寝させて
そう足早に帰る私に
神様がどう思っているのかはその時は知らなかった。
─────『神様が舞い降りてきて、こう言った。』
7/28/2024, 12:25:43 AM