『どこまでも』
どこまでも続くようで怖いんだ
このトンネルに出口はあるんだろうか。
気遣いばかりの毎日で
笑い方も忘れそうで
出てくる言葉は嘘くさくて
眠れぬ夜が増えてゆく
近所の人とも会いたくなくて
処理する日々に忙しく
食べるこそさえ虚しくなって
気づけば孤独が居心地いい
何年生きているんだろう
人って今すぐ死ぬこともあって
死ぬ気で頑張りたいのに
そこに実感がまったくないんだ
自分らしくって言うけれど
その自分さえ見つかっていなくて
どこまでも続くトンネルが
あまりに日常に溶け込みすぎてる
暴れたくなる衝動も
暗闇が飼い慣らしてきている
どこまでも、どこまでも、どこまでも
そんな意地だけが側にいる
10/13/2025, 12:38:56 AM