テーマ きっと明日も
「..まぶし」
毎日同じ時間に起きて、
「お昼ご飯なに食べよ..」
毎日同じ時間に悩んで、
「寝ないと..」
毎日同じ時間に寝る。
「つまんなーい」
誰かの声が聞こえる。その声は僕の所から。
「おんなじ生活してたのしいー?」
同じ生活なんてない。けど、似たような生活はある。
「毎日似た生活は楽しいけど退屈だよ」
「へぇー、ニンゲンもそうなのかな?」
「それはわからないや」
天国と地獄の狭間を行き来する者たち。
悪魔は地獄で働き、天使は天国で働く。
ニンゲンの世界の一年間を過ごしてる時、僕達上のものはその一年間の9割ずーっと働いている。
ちなみに地獄というにはニンゲンのいう現実。
天国というのはニンゲンのいう空の世界。
「なんかおもしろいことおきないかなー?」
なんて淡い期待がある僕はまた似たような毎日を過ごしてく。
「今日で死ぬことになってるからばいばーい」
「...ん?」
「ドシャ」
悪魔は現実でまた働く。終わりが来るまで。
「ニンゲンは減らしていかなきゃね」
「このセカイが壊れちゃう」
「その前に」
「その前に」
「「「「僕達がやらなくちゃ」」」」
セカイが終わる、その日まで。
おわり
9/30/2024, 10:25:13 AM