【旧地獄(地底)で暮らす少女さとり】
『ペラ、ペラ。パタン』
さとり「ここまでにしておきましょう。」
私は読んでいた本を閉じ、重たい腰を上げる。外からお燐の心の声が聞こえてくる。どうやら私を呼ぼうとしてる。
猫燐「さとり様。さとり様〜。今よろしいですか?」
そんな軽快な声がドアの向こうから聴こえる。
猫燐(さとり様今大丈夫かな?)
ふふ、大丈夫よお燐。私は返事を返した。
さとり「えぇ。構わないわよ。」
そう言うと、キキっとドアの古さを感じさせる音が聞こえる。
猫燐「失礼します。さとり様、今日のスケジュールは覚えてますよね?」
さとり「覚えてるわよ。」
猫燐「そのことで一点付け加えたいことが…。」
さとり「なるほど、紅魔館に行く際贈り物を持って行くと。」
猫燐「はい。それもさとり様ご本人が作るケーキとかどうでしょうか。
6/13/2024, 10:40:56 PM