「それなにそれなにーうちもやるー!!」
と、まるでたくさんの色を撒き散らかさんばかりの元気いっぱいの笑顔でこちらに走り寄ってくる。
あたしたちの前にはいま流行りのさまざまなシールが机いっぱいに広がってた。
「で、意気込んで参加するって言ったけどあんたのそのシールは何?」
あの後また交換しようとおのおの集めたシール帳を広げてるのが現状。
「え?可愛いっしょ」
問われた本人はなんでそんな事を言われてるのか分からないと言う風でポッキーなんて口にしながら首を傾げる。
「いやいやいやこれはなによ?」
彼女の前に広げられたシールを指差して聞く。
「これはーせんべいのキャラクターでおにぎり君でしょ。そしてこれはチョコのキャラクターのサンダーくんにー」
それぞれのシールを指差しながらどこまでも続くお菓子メーカーのキャラクター。
「待って待って…あんたのシールお菓子のノベルティしかないじゃない!!」
「いいっしょ!美味しく食べれてキャラクターも可愛い」
悪びれずににっこりと笑ってさらにそのお菓子について熱く語られる。
「もういい。分かった分かった」
「で、なに?どれと交換する!?」
溢れんばかりの笑顔に思わず得体の知れない牛のキャラクターのシールを指差した。
「お客さまーお目が高いですねー♪」
また彼女の周りに明るい色彩が纏われてるように見えた。
なるほど。彼女の眩しいほどの彩りはお菓子から出来ているらしい。
(カラフル)
5/2/2026, 9:51:14 AM