二次創作です。苦手な方は飛ばしてください。
一人で部屋にこもっているあの人の所に行く
コンコン
扉をノックすると中からの返事は来ない。
「タクミ様。名前です。今いいですか?」
そう声をかけると声が返ってくる……
「なんか用……。」
その声にいつもの優しさはない……
「もしかして兄さんに僕の様子を
見てこいとでも言われたの(笑)」
「そんなことはないです。
カムイ様。タクミ様のこと
気にしていましたよ。」
そう言うとタクミ様は言った。
「何?あいつ同情なんかされても
僕は兄さん達みたいに一緒には戦わない。」
「そうですか……」
私はドアの前で座りながら言った。
「きっと。カムイ様は同情なんて
されてないですよ。きっと貴方と仲良くしたい
だけですよ。」
そう言うと
「そんなの誰だって言えるだろう。
同情してなくても人は嘘をつけるんだから
お前も僕に同情してるんだろ。かわいそうな
やつだって……」
その言葉に私は言った。
「さぁ、ここで私が同情なんてしてませんって
言ってもきっと今の貴方でしたら
嘘だといいそうなので言わないでおきますね。」
そう言ってドアの前から離れる前に言った
『私は同情する為だけに貴方にわざわざ
会いになんて来ませんよ……』
2/21/2024, 9:53:25 AM