最終電車に乗り込んで終点の君の元へ。 二人だけの秘密の時間。始発までの数時間。 駅のホームへ足を落とせば、涼し気な風が頬を撫でる。早足に改札まで行くと君が手を振って出迎えてくれた。 だけど時間は過ぎていく。止まってくれと願いながらも。 早く君を連れ出すから、それまで待っていて。約束だよ。 27.『終点』
8/10/2023, 12:00:55 PM