揺れる羽根に目を遣る君は不自由そうに唇を曲げていた「綺麗じゃないか」そう言って羽根に触れたら君は頬を膨らませて僕の手の届かないところに浮かんでいるけれどその揺らめきさえ綺麗で見惚れてしまった人と違うその羽根が嫌だという僕はそれを綺麗だという君のような羽根はないけれど心に羽根を持っていつでも君の傍に飛んでいくからそう伝えたらやっと笑ったそんな君を愛おしいと思う
10/25/2025, 10:46:23 AM