カーテンを開けて寝るようにしている。
日光を浴びると起きれるようになると誰かに聞いたからだ。
爆音のアラームも1分おきのスヌーズも、異常なくらい早く寝るのも試したけど、全部ダメだった。
全くもって生活リズムは変わらなかったのだ。
いつだって目覚めると長針は真上を指していた。
高校の時、学校に行かなくなったのがきっかけだった。始まりはなんとなくでも、だんだん何もかもを
やる気力が失せていったのだ。
2年をかけて、受かった職場もわずか数ヶ月で辞めてしまった。
心も生活も宙に浮いたまま、寝ることと起きることを繰り返している。
睡眠の質が悪いのかもしれない。
いつからか夜が怖くなって、いまだに眠りにつく時も豆電球を消せないでいる。
もう諦めてもいいし、そうしてしまいたけど、まだ死なない。
私にも、暖かい布団の中ですやすやと眠れる日がいつかは来るだろうか。
もし来たら、きっとその時には、あの時頑張ってカーテンを開け続けて良かったと自分を褒められるかもしれないな。
10/11/2024, 12:41:12 PM