拝啓、まだ出会いもしていない貴方へ
はじめまして。こんな手紙をいきなり渡してしまいごめんなさい。そして、見てくれてありがとう。この手紙が届いてくれてありがとう。
唐突ですが、私は出会いもしていない貴方のことを待ち焦がれて焦っています。
焦りから情緒不安定になり、貴方と会えるのを妄想しただけで、ポロポロと期待と不安で涙を零してしまうくらいに、私は貴方のことを待ち焦がれています。
待ち焦がれては、「貴方と私は会えないのでは無いか」「もっと意識を高くしていかないと貴方と釣り合わないのではないか」と焦ります。
私は正直言います。寂しがり屋です。寂しいからひとりでごっこ遊びをしたり、寂しさを拭うために抱き枕を使うくらいの変人な寂しがり屋です。
片付けは苦手です。料理もきっと面倒くさがります。精神的に辛くなればお風呂をいやがり、そのくせ夜はSNSの友達と大声で会話します。散財癖もあります。
そしてこの手紙でもわかる通り、私は不思議な事、所謂「スピリチュアル」に興味を持つ変な人です。どのくらいかと言うと、占いが出来ちゃうくらいには興味を持っています。
でもきっと、そんな私を貴方は選んでくれる。
なぜだかその感じがしてしまうのです。
だから、貴方に出会うまでは、弱々しい自分を封じることにします。頑張ります。
もしかしたら、貴方に出会った時に、私は貴方を見るやいなや泣いてしまうかもですね。
その時に、貴方が泣きじゃくる私を抱きしめてくれることを期待して、涙を貯めておきます。
3/18/2023, 9:33:08 AM