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「もう死にたい」から始まった年だった。
マクドナルドで友達のコーヒーに砂糖を3本入れた。
初めてお泊まりディズニーをした。
ディズニーへ4回も行った。

実習に行った。思っていたよりもとても有意義で楽しかった。看護師も悪くないとほんの少し思った。
塾講師になった。「先生」と呼ばれることが嬉しくて仕方がなかった。同時に重圧に何度も押しつぶされそうになった。数学がすこしまた好きになった。
学校に行けなくなった。大好きな友達と勉強できるのもあと11日。

免許を取って1年、ようやく母からドライブの許可が出て友達と夜中ドライブに出かけては夜景を見て回った。
夜行バスに2年振りに乗った。チケットを間違えてしまって本気で焦った。
初めて飛行機に乗った。
小説を描き始めた。

自分の人生初めて路頭に迷った。
将来が見えなくなった。
やりたいこと、なりたいことが分からなくなった。
もう死んでしまおうで終わった年だった。

大波がおしよせたような1年間だった。
どん底から始まった1年、どん底で終わった。
何故こんなに傷つけられなければ行けないのか、本気で分からなくなった。私何か悪いことしたかな、

頑張っても頑張っても結局挫折して諦めようとしてしまう人生が嫌になった。そんな時生徒から「前例がないから看護師になんかなれないですよね」と自嘲気味に言われてはっとした。
「大丈夫、大丈夫だよ。先生も不登校だったけど今看護学生してる。諦めなければ絶対叶う夢ってあるんだよ
周りの大人にどれだけ無理って言われてもやってないなら諦めちゃだめ。自分が自分のこと信じてあげないと」
そうだ、私は前例を作りたい
留年して助産師学校に行けない?
前例がないなら作ってやる、そして同じように迷っている看護学生に言うんだ
来年ものんびり生きてみよう。
生きるということに、人生無駄にしては行けないということに囚われすぎたのかもしれない
私の人生は私のものだ、他人に殺されてどうする
死ぬ時は私の意思で死ぬ。他人になんて殺されない
そう思った年末だった。


12/30/2022, 1:06:19 PM