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『紅茶の香り』

紅茶の香りがふわりと鼻腔を刺激して、あなたの帰りを知らせた。
あなたが帰ってきたらいつも紅茶を飲むものだから、私の中であなたと紅茶の香りは結びついている。
ただそれだけのことなのに、私しか知らないあなたの影が宿ったような気がして、やけに胸を高鳴らせた。

10/27/2024, 10:36:43 AM