終わりにしよう
この言葉を聞いた瞬間
薬を用意していた私は
何処か安堵した自分を見つけた。
私はそんな私と言った彼に怒りを覚え
二人を重ねて囁くような声音で怒りををぶつけた。
「何で…?今更そういう事言うの?」
「だって…本気にすると思ってなかった…。」
「だって」と幼稚な言い訳する彼に対して
さらに怒り脳が麻痺して感じた事をぶつけて
私は怒鳴った。
「私は貴方のために…!」
「…ごめん。でも…俺怖いんだ。」
「私だってそうよ!!」
私は身勝手な彼に怒りが頂点に達し
首を両手で強く捉えた。
「あんたのお望みどうりにしてあげるわよ!」
彼は遠い何処かを見ながら抵抗せず泣いていた。
一応分かりにくいかもしれませんが
2パターンで読み取れるお話です。
彼が終わりにしよう=死にたい
=心中をやめたい
という話です。
7/15/2023, 11:57:43 AM