『春爛漫』
日差しは暖かで、つい眠くなってしまう。
理不尽な説教にも慣れてきてしまった。
最初の頃は、泣きながら帰ってたのになあ。
こんなんでは、私がここにいる理由がない。
なんで私、生きてるの?
ここに必要なの?
誰か教えてほしい。
冷酷なあなたたちにはわからないだろうけど、
私にだって大切なものはあるし、
守りたいものもある。
だからいつも説教を大人しく聞くけれど、
私の存在を否定するあなたたちだけは、
大切なものでさえも壊れてしまえばいいのに。
ふと、風が強く吹いた。
桜の花弁が散っていき、風に乗る。まるで春の吹雪だ。
こんなふうに、儚く散っていく命でありたい。
こんなに暖かくて、優しい日に、
楽しい夢だけの眠りについて、
そのまま目を覚まさないことがどれほど幸せか。
春爛漫の景色を見ていると、
どうにも春の愁いが止まらない。
4/11/2026, 3:07:35 AM