バスクララ

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百物語とは百人ないし数人で怖い話をし、話し終わったら目の前にあるロウソクを一つずつ吹き消していく……というもの。
しかし、百個目の話はしてはいけないそうだ。本当に怖いことが起きるから。
だから九十九個目で話を終えて後は朝を待つ……ということをしていたらしい。
それはそうと怖い話をぶっ通しで一人五分〜十分ぐらいで話したとしても、単純計算で八時間以上は余裕でかかる。
その間に寝落ちする人、絶対にいたと思う。
そして大人数でいかにもな雰囲気の中、灯火を囲んでいる非日常を体験したいがためにその場を訪れている……という物好きもいただろう。
なぜそこまでして怖い体験をしたいのか。
私にはわからない……

11/8/2025, 1:57:53 AM