「今、一番ほしいものは何?」キミは上目遣いに僕を見上げる。そして考え込むように俯いている。「何でも言って。遠慮しなくていいよ」キミは俯いたまま小さく言った「自由がほしい」目線の先は、手錠で繋がれた手首がある。ごめんね。大好きなキミのお願いでも、それはあげられない。だって、それをあげてしまったら、僕の一番ほしかったものがなくなってしまうから。
7/22/2023, 6:07:32 AM