溺水症
この星が魔力にみなぎったの頃からある難病。発症条件は己より強大な魔力にさらされ続けること。
僕は有名な魔術学校を主席で合格した。
魔法医学、魔法植物学、魔法呪術学、基礎魔法学、魔法戦闘学。全ての科目が他の人と比べ1段階レベルが高かった。
そんな僕についたあだ名が怪物。尊敬と憎みでつけられた名だ。
ある日のことだった。
あれ、、おかしい足が動かない。めまいがする、、
バタンッ
意識が途切れた。
病名は溺水症。
僕は自分の魔力に負けた。
特別なケースだった。自分の魔力に見合わない体なんてこの世に生まれ落ちない。みんな魔力に見合う体をしている。
僕の力はじゃあ一体何なのだ、
11年後
僕は目を覚ました。
一生目が覚めないと言われているのに。
医術者に言われた。僕は絶句した。
僕の正体は強力な魔法石を埋め込まれた魔物だった。
今までの積み重ねできたものが全て割れる音がした。
全て失われた未来の時間。過去の時間。
僕は人間じゃなかった。ましてや魔力も偽物だった。
僕はこれからいきていけるのか。
僕にとって失われた時間がどれほど大きなものか。
みんなは知らない。
そして今未来を切られる。
さようなら
ザシュッ
僕は魔物、いや怪物として処刑された。
5/13/2024, 11:04:05 AM