古びた書物の1ページ

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『理想のあなた』

細い首を隠す、艶のある黒髪

星空を切り取ったかのような美しい瞳と
真っ白な肌

薄紅色の唇は緩く弧を描き微笑んでいる

どの瞬間も絵画のよう。

目を奪われて
君の声しか聞こえない
きつすぎない香水と
しなやかな指に絡め捕られれば
逃れることなどもうできず
甘い蜜のような君にひたすら溺れて酔うだけだ。

そう、
まさにあなたは
私の理想









5/21/2024, 3:16:19 AM